生協からお金を借りるには?

生協からお金を借りるには?

「○○コープ」や「○○コープデリ」といえば一度は聞いた事のある名前だと思います。

 

「コープ」や「コープデリ」は単なるスーパーではなく、正式名称は「日本生活協同組合連合会」という名前で一般的に「生協」と呼ばれています。事業としてはスーパーと同じく、食料品などの他、日用品を手掛け、最近では宅配サービスなどで人気があります。

 

「生協」とは、一般から組合員を募集し、組合員で出しあった出資金を元に活動を行う組織で「組合員の生活を豊かにすること」を目的としている組合団体です。生協と名の付く団体はたくさんありますが、それぞれが独立した組織として運営されています。

 

「生協」の出資金は、預けるだけでなく一時的に出資金を減資し、そのおお金を借りる事が可能ですが、最近では、出資金の減資で借りるだけでなく、ローンとして貸付を行う生協も出てきました。

 

組合員になるには

組合員になるためには、出資金を払う必要がありますが、組合員になればコープでの買い物などで会員サービスが受けられます。出資金は1口100円~2,000円程度が相場で、組合員になるには最低でも一口以上の出資が必要です。

 

しかし、なかには、「1口100円を最低5口以上」「毎月1口ずつ増資しなければならない」といった独自の条件を設けている生協もあります。

 

出資すれば配当金が受け取れる

生協に出資した場合、利益が発生すると、組合員に還元される決まりとなっています。これが配当で、銀行の預金利息と考えたらわかりやすいでしょう。

 

配当はその時の利益に応じて配分されるので、配当率は一定ではありませんが、通常は0.2%~0.5%と言う場合が多いようで、銀行に預けておくよりも、高配当が見込めます。

 

出資金は増額できる

出資金は増額が可能で、増額方法は生協によって違いがあります。

 

店舗型の場合は、レジやサービスカウンターで、宅配型の場合は、注文用紙や電話などで簡単に申込みが可能で、宅配型の生協のなかには、一度申請すれば定期的に増資し続けられる「積立タイプ」を採用しているところもあります。なかには、買物で貯まったポイントを出資金に振り替える形で増資できる生協もあります。

 

出資金でお金が借りられる

基本的に出資金が増えると、配当金も増えるというメリットがありますが、出資金があればお金を借りる事も可能です。

 

預けているお金だからといって、銀行預金のようにいつでも引き出せるというものではなく、基本的には決まった時期でないと減資(引き出し)は出来ませんが、本当に困っている時なら、お金が必要な事情を話せば、臨時で必要な金額のみ、減資してくれます。

 

「どれだけ借りられる?」

出資金は銀行預金と同じですから「出資金をどれだけ増やしてきたか」によって決まります。

 

生協は出資金を集めて運用しているので、運用が優れている生協であれば利益配分が多くなり、出資金が思っている以上に増えている事もありますが、反対に利益が得られず減額する可能性もあります。

 

生協でお金を借りるというのは「自分が預けた分プラス利益配当」のお金が減資できるという事になります。

 

消費者向けに貸付事業を始めた生協が出現

一般的に生協でお金を借りるという事は、出資金の減資という事になるのですが、最近になって「みやぎ生協」では、相談から融資までをサポートする「くらしと家計の相談室」を始めました。

 

「くらしと家計の相談室」では、「無料で」くらしとお金に関するさまざまな相談に乗ってもらえたり、「お金」に関する相談は、家計再生のアドバイスを受けたり、公的貸付制度、の検討や提案のほか、それらに該当しなくても条件を満たせば、みやぎ生協メンバーなら融資を受ける事が可能です。

 

相談の流れ

「くらしと家計の相談室」で相談する時は、基本的に面談形式になっているので最初に電話を入れて事前予約をします。

(相談は会員以外でも受付しています。)

 

※面談時に必要な書類などが有れば、事前に用意しておきます。

予約しておいた日時に「みやぎ生協」へ出向きます。

※相談はプライバーシーに配慮して、個室で行われます

※相談内容に応じて、面談回数は変わります。

お金に関する相談の場合は、家計簿をつけている場合は家計簿を、その他の場合はお金の使い道など収支が解るシートを作成し、それらに基づいて相談者に最も適した方法を提案します。

 

提案内容

  1. 生活保護申請

    収入が無かったり、生活を維持するための収入が得られなかったりする場合は、生活保護制度につなぎます。

  2.  

  3. 公的貸付制度

    会社のリストラなどで、これまでの生活が維持できない方や身体障碍者世帯、高齢者世帯など、条件をクリアできる方には「生活福祉資金貸付」などの提案をします。

  4.  

  5. 法的整理

    多重債務者など、貸付を受けても家計再生が見込めない、返済の見通しが立てられない場合は、弁護士や司法書士へつなぎます。家計改善策やアドバイスなど家計収支表やキャッシュフローを作成し、家計の全般的な見直しや、貸付を必要としない家計の改善策を一緒に検討します。

 

家計再生支援貸付を利用できる方

まずは「くらしと家計の相談室」で相談をします。

 

  • 相談内容によって、公的制度や法的制度に該当しない方で、なおかつ一定の収入がある方
  • 家計診断などの結果、貸付金の返済が可能で、貸付を行う事で家計再生が可能になる方

の場合は「みやぎ生協家計再生支援受付」で融資が受けられます。

 

「みやぎ生協家計再生支援受付」はみやぎ生協の組合員である事が第一条件です。年利9.0%、融資限度額は最大で300万円まで、返済方式は元利均等返済(ボーナス併用)、返済期間は5年以内になります。

 

利用目的は自由ですが、事業資金に利用する事は出来ません。また利用にあたっては家計管理人を付ける必要があります。

 

まとめ

これまでは、出資金がなければ、お金を一時的に借りる事が出来なかった「生協」ですが、「みやぎ生協」のように、家計再生支援としてローンを取り入れるところも増える可能性があります。

 

会員になるには1,000円以上の出資金があれば利用できます。

 

相談する事で最適な方法を提示してもらえるので、「くらしと家計の相談室」は、ただお金を借りる事だけを目的にせず、どうやれば生活再生が出来るかを真剣に考えている人におすすめです。


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