自動車ローンの盲点とは?損しないために押さえるべきこと

自動車ローンの盲点とは?

車を購入する時、購入価格のほとんどをローンに頼るのが一般的となっています。マイカーローンを組む時、何も考えずにディーラーへ任せてしまう場合も多いようですが、ディーラーローンは、一般的に金利が高いとされています。

 

マイカーローンを利用するのなら銀行が提供する商品の方が金利を安く利用できます。

 

最近ではネット銀行もマイカーローンに力を入れているので、多くの金融機関から選べることが出来るようになっています。ディーラーよりも安いマイカーローンや金融機関の中でも優れた条件のあるマイカーローンもあるので、しっかりと比較して選ぶ事が、賢いローンの選び方です。

 

 

≪目次≫

  1. 各種金融機関のマイカーローン
  2. 銀行系マイカーローン
  3. ディーラー提携ローン
  4. 信販系のローン
  5. 損をしないカーローンの選び方とは
  6. カーローンを選ぶ時の9のポイント
  7. 残価設定ローンとは
  8. 残価設定ローンのメリット
  9. 残価設定ローンのデメリット
  10. まとめ

 

 

各種金融機関のマイカーローン

マイカーローンを組む時は、基本的に金利が低いところ、安いところを選ぶ必要が有ります。契約金額自体が大きくなるマイカーローンは、金利が1%の差だけで利息も大きな違いが出てきます。損をしない為にも、しっかりとした比較が大切です。

 

特に新車購入の場合、ローンの利息収入は大きな利益収入源です。そのため営業担当は自社で扱うローンを勧めてきますが、それに流されてはいけません。

 

まずは、「利用できる可能性のある自動車ローン」をすべてリストアップする事がポイントです。

 

 

銀行系のマイカーローン

マイカーローンを銀行や信用金庫、労働金庫などで取り扱っているマイカーローンを借りる場合です。銀行系マイカーローンは、その他のカーローンに比べて、審査が厳しかったり、手続きが面倒だったりする事もありますが、その分安い金利で融資が受けられます。

 

中でもキャンペーン中の時は住宅ローンと勘違いするほどの低金利で貸し出ししていることもありますが。金利はキャンペーン以外でも低く設定されているので、間違いなくお得なカーローンと言えます。銀行系マイカーローンの金利は2.0%~4.5%の範囲内になります

 

ディーラー提携ローン

自動車メーカーが直接取り扱っているマイカーローンの事です。ただ、取り扱いをしていると言っても、ディーラーが直接ローンを提供しているわけではありません。日産やトヨタ、ホンダなどそれぞれのディーラーは信販会社と提携しているので、ローンの契約先は信販会社になります。

 

銀行のカーローンと比べて、審査が通りやすく、ディーラーと提携しているので特定の車種に特別金利が提供されるというのがディーラーローンの特徴です。ディーラー系マイカーローンの金利は4.0%~8.0%が相場です。

 

信販系のローン

カーローンを利用する時は、ほとんどがディーラーカーローン、銀行系カーローンで契約するという場合が多いですが、新車の購入先が個人経営の自動車会社の場合は、信販系のカードローンを利用する事が多いです。

 

一般的にはディーラーローンと同じですが、ディーラーローンのように優遇金利はほとんどありません。また、中古車をローンで購入する場合のカーローンも、信販系カーローンがほとんどです。信販系カーローンの金利は4.0%~10.0%が相場です。

 

損をしないカーローンの選び方とは

マイカーローンで融資を受ける場合、頭金なしでも借りられる場合も多いです。しかし、頭金なしという事は、当然ですが、それだけ借入金額が大きくなるという事です。

 

今すぐ契約しなければならない場合や、やむを得ず契約しなければならないというような事情がある場合を除き、できる限り多くの頭金を用意するというのは、損しないための最低条件です。

 

また、金利についても「わずか数パーセントの違い」と侮ってはいけません。どこでローンを組むかで、そのパーセンテージは大きく変わり、利息を多く支払わなければならなくなる可能性もあります。同じ借入でも、金利が数パーセント違うだけでかなりの金額の差が出ます。

 

たとえば、300万円の車を返済期間5年で契約した場合

適用金利 返済目安(月) 総返済額 利息
7.0% 59,404円 3,564,212円 564,212円
6.0% 57,998円 3,479,909円 479,909円
5.0% 56,614円 3,396,822円 396,822円
4.0% 55,250円 3,314,968円 314,968円
3.0% 53,906円 3,234,367円 234,367円
2.0% 52,583円 3,154,998円 154,998円

 

一般的に車は、使用年月が長くなればなるほど車の価値は下がるものです。結果として、車両価格が割高になってしまっては元も子もない

 

損をしないための基本は、緊急性がない場合にはまず頭金を可能な限り貯めてから購入する事と、購入にあたっては、それぞれの金融機関のカーローン金利を比較する事がポイントです。

 

 

カーローンを選ぶ時の9のポイント
自動車ローンを選ぶ際は、9のポイントがあるので、それぞれに検討してみる必要が有ります。

審査がとおりやすいかどうか。

審査の通りやすさを考えた場合、ディーラーローンが優位であると言われています。ディーラー側の信販会社による審査なので「可能な限り審査に通す」という傾向が強くなります。
ただ、その分リスクを見込んで、金利は高く設定されている場合が多いので、安定した収入が有り、金融機関で融資を受けられる場合には、そちらをおすすめします。

 

金融機関での融資が難しいとわかった時点で、ディーラーローンを検討するというのが理想的です。

 

金利のチェック

金利については、金融機関が優位なのは間違いありません。審査の通りやすさという事と関係してきますが、審査が通るのであれば、低金利の銀行でローンを組む方事をおすすめします。

 

また、同じ銀行でもネット銀行もカーローンに取り組んでいます。ネット銀行は都市銀行や地方銀行、店舗型より低金利なので、ネット銀行も含めて検討する余地があります。

 

ディーラーは、自社でのローンを勧めする事が多いのは、その金利も利益になるからです。金利に関しては徹底的に比較をする事と、販売員が進めてきても簡単に乗らないという姿勢も大事です。

 

利便性の検討

ディーラーローンはそのまま購入手続きができ、手続き自体も簡単である点で利便性からみるとディーラーローンが有利です。

 

銀行で借りる場合は、営業時間に来店しなければならない事や、書類を作成する必要があるので、利便性から考えると少し劣りますが、最近はインターネット申込も出来るので、来店不要な金融機関もあり、それらの銀行を利用すれば利便性は解消されます。

 

金利は固定金利?それとも変動金利?

カーローンの金利が固定金利なのか、変動金利なのかも重要なポイントになります。固定金利は、契約時の金利が固定されているので、利息金額がわかりやすく、返済計画が立てやすいというメリットがあります。ただし、変動金利は固定金利と比べて、高めの金利が設定されている場合が多いです。

 

変動金利は低めの金利が設定されているものの、将来金利が上昇するリスクがあります。変動金利でカーローンを組む時は、利率の見直し時期に注意する必要が有ります。

 

補償料の有無

銀行によっては、利息以外に「保証料」が発生する場合があります。年数%の保証料がかかる場合には、忘れずに利息に加えて計算する必要があります。

 

ローンに含まれるのは何かを確認しておく

一般的に車両費用のみがローンの対象となりますが、オプションや購入費用、車検費用など車を購入した際に組み込めるローンもありますが、借入金額が増えると、返済が苦しくなる事もあるので、しっかりとした返済計画を立てて利用する事重要です。

 

融資までの期間

融資までの期間は、取り扱う銀行やディーラーによって違ってきます。ディーラーの場合は30分から1時間程度で審査結果がわかるというところもありますが、銀行の場合は、時間がかかる事もあります。

 

銀行カーローンを利用する時は、余裕を持たせることが必要で、支払い期日に遅れないように契約する必要が有ります。

 

繰り上げ返済は出来る?

返済は少しでも期間を短くする事で、利息の節約につながります。

 

そのためにも繰り上げ返済で、返済期間を短くする事が出来るかの確認も大切になります。

 

サービスの充実

最後に、サービスの充実さを考えるとディーラーローンがおすすめです。

 

後のメンテナンスや、車検費用をサービスしてくれる場合もあるので、金融機関でローンを組んだ場合の金利と比較し、ディーラーサービスの金額の方が多いようであれば、そちらを選ぶというのも一つの選択肢です。

 

残価設定ローンとは

新車を購入する時、支払方法としてローンを利用する人がほとんどかと思いますが、そんな中、最近では「残価設定ローン」と言う支払い方法が注目されています。残価設定ローンは、新車購入費用を抑え、毎月のローン支払い額も低く抑えられるので、大なメリットがあるように言われています。

 

たとえば、200万円の新車を購入した時、現金一括なら200万円のお金を用意する必要が有りますが、ローンを組む場合は200万円と、その利息分支払う事となります。

 

一方残価設定型ローンの場合は、新車を購入する時、3~5年後に車を手放す事を前提としてローンを組みます。もちろん3~5年後に買い取ることも可能ですが、要するに200万円の車でも3~5年後には、下取りに出すと新車購入時の30~50%ぐらいの価格に下がってしまいます。

 

残価設定型ローンは、3~5年後に、この30~50%に当たる査定金額で下取りしてもらう事を前提に車を購入する事になります。そこで本来200万円の新車価格の車が、100~140万円程度でローンが組めてしまうのです。

 

残価設定型ローンはメリットばかりのように思えますが、はたしでどうなのでしょう。

 

 

残価設定ローンのメリット

残価設定のメリットを一覧にすると

  1. 新車購入時、月々の支払額を少なく出来る。

    通常、車を買い替える時は、乗っている車を売りに出したり、下取りに出したりしますが、残価設定で購入している場合は、次の車の乗り換えに買い取りにも下取りにも出せません。

     

    その代わり、新車で購入した時の下取り額分がローンに含まれていないので、新車購入時に、月々の支払いが少なくなります。

  2.  

  3. 3~5年後に車を手放す可能性があるなら、安く新車に乗れる。

    3~5年後に車を手放す事になった場合、車を返却すれば、最初に残価設定した価格で引き取ってもらえるので費用は基本的にかかりません。

  4.  

  5. 3年で手放すつもりなら、車検費用が不要。

    新車で購入した場合の車検は3年ごとに受ける必要が有ります。残価設定の契約期間を3年にしておけば、車検を受ける必要がありません。

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  7. 残りの残価を払えば、そのまま車に乗り続けられる。

    3~5年後にローンの支払いが終わった時、車を買い替える程の余裕もない場合は、そのまま車に乗り続ける事が出来ます。

    例えば300万円の車を250万円の残価設定ローンで購入している場合、残りの50万円をローン完済時に一括で支払うか、または更にそこから40万円の新たなローンを組んで支払って行く事でそのまま乗り続ける事が出来ます。

 

こうしてみると、新車購入時の費用を安く抑えられる上に、毎月のローン返済額も低くなるので、メリットしかないようにも思えますが、実際にはメリットばかりではありません

 

 

残価設定ローンのデメリット

残価設定のデメリットになるのは

  1. 総支払額が高くなる事がある。

    長く乗る事が前提の場合、200万の車を残価設定ローンで購入し、3~5年後に残価分のローンを新たに契約すると、総支払額が高くなる可能性もあります。長期で乗るつもりなら、最初から200万の車を7年払いというように、長めのオートローンを組んでおいた方が、利率や総支払額が少なくなる可能性もあります。

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  3. 勝手に売買できない。

    基本的に残価設定型ローンで契約した場合は、下取りしてもらう事を前提でローンを組んでいます。ですから、ローンの返済中に他の車が欲しくなっても、車を下取りに出して新たな車を勝手に購入する事が出来ません。

     

    手放す場合はもちろん最初に新車を購入した販売店に行かなければなりませんし、3~5年後ローンが終わっても、そこから残りのローンを払い終わるまで、車の所有権は販売店にあるので、勝手に売る事は出来ません。

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  5. 走行距離などの制約が有る。

    残価設定型ローンは、3~5年後の下取り価格を、最初にディーラーや販売店が設定する事となります。この残価額に関しては、それぞれのディーラーや販売店が独自に行い、最初の契約時に「3年後の走行距離○○kmまで」とか「車の状態は○○まで」という設定があります。

     

    ですから走行距離が決められた距離以上の過走行になった場合や、事故で傷をつけてしまった場合、最初に決めた残価額よりも価値が下がる場合があります。

     

    最近は、残価額の保証などを最初に設定している所もあるので、この辺も確認しておく必要があります。

 

まとめ

お金を借りると、当然ですが返済をしなければなりません。何らかの事情で返済が出来なくなったという事になったら信用情報に傷がついてしまい、数年間は新たなローンが組めなくなります。そうならないためにも、ローンを組む時は、返済できる範囲で借りなければなりません。

 

マイカーローンで借りる場、毎月の返済額は、月収の15%以下に抑えるのが一般的です。自動車を購入すると、それにかかる費用はそれだけではありません。

 

ガソリン代や駐車場代、自動車保険、メンテナンス費、自動車税、車検代などといったローン以外の維持費がかかります。

 

ローンを契約する場合は、これらも含めて「返済シミュレーション」などを利用し、無理のない返済計画を立てる事が重要です。